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- アシナガシギ(Calidris himantopus)について
アシナガシギ(Calidris himantopus)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Calidris himantopus (Bonaparte, 1826)
基本情報
- 分布
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新北区分布型。北アメリカ大陸の高緯度地方で繁殖し、南アメリカ大陸中部に渡って越冬する。
日本は渡りのルートから離れており、ごくまれに渡来する迷鳥で、東京都、愛知県などで、7~8月に記録がある。
参考文献
最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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夏羽の頭頂は赤褐色で黒色の小斑が、上面は褐色で黒色軸斑がある。
眉斑は白色、頬は赤褐色で、頸には赤褐色の縦斑、胸から腹には赤褐色の横斑がある。
冬羽の上面は灰色で、下面は白色。頸から胸・脇には灰褐色の斑がある。
飛翔時に翼帯はなく、腰の白色部は四角形。嘴は黒色で細長く、すこし下に曲がる。足は黄褐色で長い。
参考文献
最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ
生態
- 特徴的な行動
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繁殖地は湿性ツンドラで、水辺近くの植生に覆われたところに営巣する。
巣は、雄がいくつもの窪みをつくり、雌がそのひとつを選ぶ(Johnsgard, 1981)。
参考文献
最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ
- その他生態
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一夫一妻で繁殖し、1巣卵数は4個、雌雄交替で抱卵し、19~21日ぐらいで孵化し、17~18日ぐらいで独立する。
雌は早い時期に立ち去る。日本での記録はいずれも1羽であるが、本場では20~100羽の群れである。
繁殖地ではなわばり分散をする。雄は、地上 20~60 mでさえずりながらフライトディスプレイをする。
参考文献
最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ