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- カラカラ(Caracara plancus)について
カラカラ(Caracara plancus)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Caracara plancus (J. F. Miller, 1777)
基本情報
形態
- 成鳥の形質
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頭は黒く、後頭に冠羽をもつ。蝋膜と顔は桃色の皮膚が裸出。上面は灰褐色に濃褐色の横縞があり、尾羽の先端には幅広い黒帯がある。
腹は濃褐色で、横縞がある。嘴は幅広く鉛色で、足は黄色。
参考文献
最終更新日:2020-12-11 キノボリトカゲ
生態
- ライフサイクル
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繁殖期は1~2月で、樹上の巣に白または桃色がかった白卵( 64~54 × 49~43 ㎜)を2~3個産む。
孵化は約28日、30~33日で雛は巣立ち、その後10日間ほどして飛ぶようになる。
参考文献
最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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屍肉のまわりでしばしば一緒になるコンドル類とは異なり、帆翔はせずに音高く翼を羽ばたき、目標に向かって一直線に飛ぶ。
夜間に殺された動物を求めて早朝のハイウェーを巡回するが、日が高くなってから上昇気流に乗って帆翔するコンドル類より前に獲物を発見することが多い。
参考文献
最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ
関連情報
- その他
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ハヤブサ科の起源は南米であり(フランスに古い1例があるが)、その最も古い中新世初期(約2500万年前)の化石は本種 C. plancus であった。
参考文献
最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ