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サイチョウ(Buceros rhinoceros)の分類 サイチョウ科(Bucerotidae)
サイチョウ(Buceros rhinoceros)の概要 Buceros

サイチョウ(Buceros rhinoceros)

危急 (VU)

【IUCN】絶滅の危険が増大している種

【 学名 】
Buceros rhinoceros Linnaeus, 1758

基本情報

大きさ・重さ

・成鳥全長:80~90 ㎝

参考文献

最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

分布

タイ・マレーシア・スマトラ島・ジャワ島・ボルネオ島に分布

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

生息状況

生息数が急激に減少している。

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

保全の取り組み

本種を含むサイチョウ属(Buceros)は全種がワシントン条約の附属書に掲げられており、本種は附属書Ⅰに掲載されている。

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

別名・方言名

ツノサイチョウ

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

ブッポソウ目 サイチョウ科

参考文献

  • 吉井正 2005 サイチョウ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 240.

最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

人間との関係

ボルネオ島では敵対する部族の生活の場や財産・人命を攻撃する不思議な力を神から賦与された鳥という言い伝えがあり、首狩りの成功を祝う行事の装飾物の彫刻に用いられた。

こうした祭り的行事は今日でも行われているが、個人が社会的威信を示すために行うといわれている。

参考文献

  • 吉井正 2005 サイチョウ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 240.

最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

頭・頸・胸・上面・翼は黒色で、下面は白色。尾は白く、広い黒帯がある。嘴は象牙色で基部は赤味を帯びる。

嘴上部のかぶと状の付属物は先端のみ黄色で、大部分が赤色。しばしば嘴と翼が尾腺からの分泌物によって黄色に染まっているのが見られる。

参考文献

  • 吉井正 2005 サイチョウ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 240.

最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

卵の形質

卵は白色に細かい褐色斑点がある。

参考文献

  • 吉井正 2005 サイチョウ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 240.

最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

生態

生息環境

海岸から標高 1200 mの熱帯林に留鳥として生息。高さ 50 mもの巨木の樹冠部に好んでとまり、かなり大きな声で鳴き合う。

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

食性

果実を好んで食べるが、雑食の傾向があり、ときには飛んでいる小鳥も捕食する。食べ物は嘴の先でつかみ、いちど空中に投げ上げて落下してくるのを受けてから飲み込む。

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

生殖行動

嘴上の突起は骨質の構造をしており、求愛のときに雌に誇示するほか、雄同士が一騎打ちをする武器としてもつかわれる。

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

その他生態

つがいか4~5羽の小群で暮らす。

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最終更新日:2020-06-09 キノボリトカゲ

種・分類一覧