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ワライカワセミ(Dacelo novaeguineae)の分類 カワセミ科(Alcedinidae)
ワライカワセミ(Dacelo novaeguineae)の概要 Dacelo

ワライカワセミ(Dacelo novaeguineae)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Dacelo novaeguineae (Hermann, 1783)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:41~47 ㎝でカワセミ最大級。

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最終更新日:2020-06-15 キノボリトカゲ

分布

オーストラリア東部と南西部、タスマニア島、ニュージーランド北部に留鳥として分布。

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和名の解説

Laughing=笑っている。 Kookaburra はアボリジニ語に由来し鳴き声からとされる。

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亜種・品種

2亜種がある。
D. n. novaeguineae:オーストラリアの東半分に広く分布。
D. n. minor:上亜種より小さく、ヨーク岬半島にしかすんでいない。

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分類学的位置付け

ブッポウソウ目 カワセミ科

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人間との関係

毒ヘビを食べるということで、開拓農民などから好感をもたれた。

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形態

成鳥の形質

全長 41~47 ㎝で最大級。雌雄同色。頭と胸は黄色みをおびた白色で、頭頂と眼を過ぎる帯斑は黒褐色。

背と翼は暗褐色で、翼の雨覆は薄青と白の混じった斑模様。

腰は青緑色の斑模様があるが、雌はこの模様がはっきりしないか、欠く。

尾は栗色で、黒い横縞があるが、尾羽の先端は白い。虹彩は茶色。嘴は頑丈で長く、上嘴は黒色で下嘴は白っぽい。

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幼鳥の形質

幼鳥の嘴は成鳥に比べて短い。下嘴が黒く、顔の模様が淡い。雨覆などの羽縁が淡色。

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似ている種 (間違えやすい種)

アオバネワライカワセミ

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生態

生息環境

開けた森林や耕地・果樹園・都市公園などに生息。

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食性

木や垣根・電柱などで嘴を下に向けて止まって獲物をねらい、さっと降下して昆虫や小哺乳動物・ヘビ・トカゲ・魚などを捕える。

ほかの鳥の雛や、庭・公園などで人の食べ物を狙うこともある。

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ライフサイクル

一夫一妻で、つがいは生涯をともにし、1年中なわばりを防衛する。前の繁殖で孵化した息子が育雛を助けることが多く、巣も防衛する。

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鳴き声

2~3羽が通常は薄明薄暮にたいてい近隣の群れに応じてコーラスを行う。

「笑い」はくすくす笑い、甲高い声、「オッオッオ」という声など各2秒ほど続けて複雑に連続させた鳴き声で、強さを増すと大きな笑い声になる。おかげで、騒々しい。

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産卵

繁殖期は9月から1月で、木の洞や岩の裂け目、アリ塚や壁の穴などを利用して営巣。白卵を2~4個産み、雌雄が育雛。

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特徴的な行動

1 mものヘビを飲み込むこともある。

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その他生態

ワライカワセミ類は長く家族単位で暮らす。子は親のなわばりあたりに留まり、親鳥を助けて次の世代の抱卵や狩り、育雛、雛への給餌、世話などをする。

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種・分類一覧