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コキンメフクロウ(Athene noctua)の分類 フクロウ科(Strigidae)
コキンメフクロウ(Athene noctua)の概要 Athene

コキンメフクロウ(Athene noctua)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Athene noctua (Scopoli, 1769)

基本情報

大きさ・重さ

・成鳥全長:23~27.5 ㎝
・成鳥翼開長:50~57 ㎝

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最終更新日:2020-06-16 キノボリトカゲ

分布

アフリカ北部・ヨーロッパから中国北部に分布する。

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亜種・品種

A. n. vidalii:西ヨーロッパに生息。色が濃く模様がはっきりしている。
A. n. lilith:中東に生息。非常に色が薄く砂漠にすむ。

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分類学的位置付け

フクロウ目 フクロウ科

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形態

成鳥の形質

かなり小型のフクロウ。幅広で丸みを帯びた頭部に比較的平らなトサカを持つ。脚は長く、尾は短い。

全体的に褐色であり、トサカや背部をはじめとして白色班が散らばる。胸部から腹部にかけては白色に褐色の縞模様が入る。

白く斜めに入った眉の毛からは、"いかめしい"印象を受ける。虹彩は黄色で、嘴は灰色がかった黄色。

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幼鳥の形質

羽毛の色調はより不明瞭となり、トサカ部分の斑点を欠く。

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生態

生息環境

留鳥性で、公園・農耕地や岩の多い半砂漠・ステップなどに生息し、営巣場所も樹洞や崖・地面の穴などをその環境に応じて利用する。

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食性

昆虫や哺乳類、乾燥地では昆虫・トカゲ・ヘビや小鳥を中心に捕食。

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ライフサイクル

木や建造物の穴に営巣するが、ときおり崖や採石場の岩肌・地面に営巣することもある。

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活動時間帯

日中でもかなり活動し、狩りは日暮れ前に始めることもあるが、通常は日没後に行う。

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鳴き声

もっともよく知られるのは、鋭く不満げに"kee-ew"か"(k)weew"と甲高い声でピッチを落としながら繰り返す鳴き方。

警戒声は短く強めに、ピッチを高くして"chi, chi, chi-chi..."

さえずりは落ち着いて充実した(かすかに間延びした感じにかなり低いピッチから最後には上げてゆく)声で5~10秒ごとに繰り返される。

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特徴的な行動

警戒時、興奮時にスクワットするような身体の上下運動を見せる。

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その他生態

ほとんどのフクロウ類よりずっと地上で暮らすことが多く、歩きながら採餌し、ときにはウサギ穴など地上の穴に巣をつくったりもする。

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種・分類一覧