- 解説一覧
- コヒバリ(Calandrella rufescens)について
コヒバリ(Calandrella rufescens)
- 【 学名 】
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Calandrella rufescens (Vieillot, 1819)
基本情報
- 分布
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エチオピア区、旧北区。アフリカ大陸北部からユーラシア大陸にかけての半沙漠地帯で繁殖する。
最近では数は少ないものの、旅鳥または冬鳥として渡来し、毎年のように日本のどこかで記録されている。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ
- 学名の解説
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属名はラテン語で小さなヒバリ、種小名は Chele(大連湾の地名)産の意味。
以前の学名は Calandrella rufescens であり、種小名はラテン語で赤味を帯びたの意味。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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嘴は太く、白色の眉斑と褐色の耳羽がある。上面は淡褐色で暗褐色斑がある。
下面は淡褐色をおびた白色で、脇はやや褐色が濃い。胸に明瞭な褐色縦斑がある。
外側尾羽は白色、ヒメコウテンシによく似るが、翼をたたんだときの三列風切は翼端に達しない。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ
生態
- 特徴的な行動
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一夫一妻で繁殖し、番ごとになわばりをもって分散する。雌だけで枯れ草の茎、葉を用いて地上に椀形の巣をつくる。
1巣卵数は2~5個、抱卵も雌だけが行う。雛への給餌は雌雄とも行う(Cramp, 1988)。
換羽終了後からかなり大きな群れを形成するが、日本では単独、ないしは数羽の群れで発見されることが多い。
参考文献
最終更新日:2020-07-30 キノボリトカゲ