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キマユホオジロ(Emberiza chrysophrys)の分類 ホオジロ科(Emberizidae)
キマユホオジロ(Emberiza chrysophrys)の概要 ホオジロ属(Emberiza)

キマユホオジロ(Emberiza chrysophrys)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Emberiza chrysophrys Pallas, 1776

基本情報

大きさ・重さ


・全長:約 16 cm

参考文献

最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ

分布

旧北区分布型。ユーラシア大陸の高緯度地方のシベリア中央部、バイカル湖の北東部のごく限られた地域で繁殖し、冬は中国中・南部の限られた地域に渡って過ごす。

個体群が小さいうえに、日本は渡りのルートから離れていて、めったに見られない迷鳥または旅鳥である。

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最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

スズメ目 ホオジロ科

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最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

雄の夏羽の頭央線は白く、頭側線・眼先・頬は黒色で、それ以下は白く、腮から喉・上胸にかけて黒い縦縞線がある。

眉斑の黄色が特徴。背は茶褐色に黒い縦斑がある。腹は淡黄白色で、脇には黒尾褐色縦斑がある。

腰は茶褐色で、小雨覆は灰褐色。尾は暗褐色で、外側2対に白斑がある。

雄冬羽と雌は頭の黒色部や白い腹が褐色味を帯びるなど、色がにぶい。

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最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ

卵の形質

卵は灰白色に暗色斑がある。

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生態

生息環境

長崎県対馬、石川県舳倉島、沖縄県八重山諸島など、西南日本の離島での記録が多く、農耕地、草地、林緑、藪地で見られる。

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最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ

食性

繫殖地ではタイガ地帯の藪地やカラマツ林などの明るい林にいて、地上でイネ科などの種子をついばむ。

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特徴的な行動

針葉樹の低所に皿形の巣をつくる。

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最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ

その他生態

繁殖については、少数の巣が見つかっている程度でほとんどわかっていない。

小群で見られる。なわばり分散や番の関係などの状況もわかっていない。

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種・分類一覧