- 解説一覧
- サバクヒタキ(Oenanthe deserti)について
サバクヒタキ(Oenanthe deserti)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Oenanthe deserti (Temminck, 1825)
基本情報
- 分布
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旧北区分布型。ユーラシア大陸の低緯度地方の中央部からアフリカ大陸北部で繁殖し、インドからアフリカ大陸東部に渡って越冬する。
日本は分布地からはるかに離れており、迷鳥としてごくまれに記録される。
10月から翌年の1月に、山形県、宮城県、鹿児島県などで記録がある。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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雄夏羽は頭頂・背は灰褐色、喉から頬は黒色、胸や腹はクリーム色。翼は黒く、羽縁は淡褐色。
上尾筒と尾羽の基部は白く、尾羽の先に黒帯がある。雄冬羽と雌は頭の黒色部がなく、全体に淡褐色。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
生態
- 特徴的な行動
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繁殖期は4~6月ごろ、地上の岩石の隙間や動物の穴などに巣をつくる。
巣は椀形で、枯れ草や草の根などで外装をつくり、内装には獣毛や羽毛を使う。1巣卵数は4~6個、雌のみが抱卵する。
抱卵期、育雛期、なわばりなどについてはわかっていない。単独または番で見られる。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ