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イナバヒタキ(Oenanthe isabellina)の分類 ヒタキ科(Muscicapidae)
イナバヒタキ(Oenanthe isabellina)の概要 サバクヒタキ属(Oenanthe)

イナバヒタキ(Oenanthe isabellina)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Oenanthe isabellina (Temminck, 1829)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:約 171 cm
・翼長:10~11 cm
・体重:雄 25~34 g 雌 22~38 g

参考文献

最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

分布

中近東・中央アジアからロシア南部や中国北部で繁殖し、アフリカ東部・中部やアラビア半島・インドで越冬。日本では迷鳥として鳥取県、長崎県対馬での記録がある。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

スズメ目 ヒタキ科

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

上面は砂漠色、下面は淡黄褐色で、喉と腹は白っぽい。目先は黒く、淡褐色の眉斑がある。翼は黒褐色で羽縁は黄褐色。

腰・上尾筒、中央尾羽の基部3分の1と外側尾羽の5分の3ほどは白い。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

生態

生息環境

乾燥した砂漠や草原、荒れ地で繁殖する。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

食性

主に昆虫を捕えるか、ときには種子も食べる。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

特徴的な行動

繁殖期は3~6月。地上や草の上でさかんにさえずり、しばしば空中を飛翔しつつさえずる。地上の獣類の穴、岩の下などに巣をつくる。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

その他生態

巣の内装は獣毛や羽毛をつかう。1腹卵数は4~6個。雌のみが抱卵し、雛は12日くらいで孵化する。雛は13~15日で巣立ち、その後、2週間くらいで独立する。

一夫一妻で繁殖するが、一夫二妻の記録がある。単独でいることが多く、冬でもなわばりを持つ。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

種・分類一覧