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- ノドグロツグミ(Turdus ruficollis)について
ノドグロツグミ(Turdus ruficollis)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Turdus ruficollis Pallas, 1776
基本情報
- 分布
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トランスバイカリアより Obi 河および Thian Shan 山地にわたる西部シベリアに分布する。日本では琉球諸島の石垣島で採集された。
参考文献
最終更新日:2020-09-28 キノボリトカゲ
- 亜種・品種
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ノドグロツグミ T. r. atrogularis とノドアカツグミ T. r. ruficollis の2亜種があり、ノドアカツグミの雄は橙赤色の眉斑があり、喉と胸も橙赤色、上面はオリーヴ褐色。
ノドグロツグミは西シベリアの低地や中央アジアで繁殖し、イラン・アフガニスタン・パキスタン・インド北部で越冬。
ノドアカツグミは東シベリア高地のバイカル湖周辺で繁殖し、中国西部・ミャンマー・インド北東部で越冬。
繁殖分布の重複する地域では交雑個体も見られる。日本では両亜種ともまれな迷鳥としての記録がある。
参考文献
最終更新日:2020-09-28 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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雄は頭上から背・腰が灰黒色。翼と尾は黒褐色、喉と胸は黒色、腹は白色で脇に黒褐色縦線がある。
雌は上面が暗褐色、喉と胸は白色で黒褐色斑が列をなし、腹は汚白色に褐色縦斑がある。嘴は黄褐色で先端は黒っぽい。足は黒褐色。
参考文献
最終更新日:2020-09-28 キノボリトカゲ