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- ハシボソカモメ(Chroicocephalus genei)について
ハシボソカモメ(Chroicocephalus genei)
- 【 学名 】
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Chroicocephalus genei (Breme, 1839)
基本情報
- 分布
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旧北区分布型。地中海海域、中央アジア、イランなどに点々と不連続に点在して繁殖し、地中海地域、ペルシャ湾、紅海などの沿岸で越冬する。
日本では迷鳥として渡来するがめったに見られない。
九州の福岡市で1984年2月にはじめて記録され、以後毎年現れて越冬し、3月までユリカモメの群れに混じってすごす。
1991年1月にも記録された。いまのところ1羽だけで、ここにしか記録がなく河口部ですごしている。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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夏羽は頭部と体下面が白く、胸・腹は淡い桃色を帯びる。額は平ら。
背・翼上面は淡青灰色、外側初列風切先端は黒い。嘴は細長く赤色、足は長めで赤色。
虹彩は白・黄白色。冬羽は夏羽に似るが、眼の後方に黒色の小さな斑があるものもいる。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
生態
- 食性
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魚、腐肉、昆虫や甲殻類などを食べ、表面からついばむか、水中に 0.1~1 mぐらい飛び込む。
空中で昆虫を追い回したり、脚で泥を叩いて採食することもある。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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繁殖期は5~6月、一夫一妻で繁殖する。巣は地上の窪みにつくり、羽毛や屑片で内張りをする。
1巣卵数は2~3個。抱卵は両親が行い、22日ぐらで孵化する。雛は半早世成性の半巣性で、両親に養われる。
雛期や雄雌の役割などの詳しいことはわかっていない。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
- その他生態
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200羽にもなる大群ですごし、繁殖期には20番ぐらいのコロニーになり、大きいものでは800~1200羽も集まる。
コロニー内では巣を中心に狭いなわばりをもっている。
番の形成期にはスぺクタルな群飛を見せる集団ディスプレイが強いられる(Cramp, 1985)。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ