- 解説一覧
- グリーンバシリスク(Basiliscus plumifrons)について

グリーンバシリスク(Basiliscus plumifrons)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
-
Basiliscus plumifrons Cope, 1875
目次
基本情報
- 大きさ・重さ
-
全長:60~70 cm
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 グリーンバシリスク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 67.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 分布
-
中央アメリカの南東部、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマに分布している。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 グリーンバシリスク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 67.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 別名・方言名
-
バシリスク類は後肢で水上を走ることができるため、キリストトカゲ(Jesus Christ lizards)と呼ばれることもある。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 グリーンバシリスク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 67.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
-
イグアナ科(バシリスク亜科)
参考文献
- 海老沼剛 2012 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 64.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
形態
- 成体の形質
-
バシリスクの中で鮮やかな緑色をしているのは本種だけである。そのため、他種と見間違えることはない。
地色は鮮やかな緑色で、ふつう明るい青か黄色の斑点がある。骨性のトゲ状突起で支えられた3つの大きなとさかが、頭部、背部、尾部につく。
頭頂部には、ニワトリのトサカ状のクレストが2個ついている。背中には大きな帆状のクレストがある。これらのクレストは雄のみ発達し、幼体や雌ではこれらは目立たない。
参考文献
- 海老沼剛 2012 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 64.
- 海老沼剛 2004 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:トカゲ①アガマ科&イグアナ科. 誠文堂新光社. 78.
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 グリーンバシリスク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 67.
- 松本通範 1996 グリーンバシリスク, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 28.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 幼生の形質
-
幼体時はややくすんだ緑色の体色であるが、成長するにつれ濃くなる。
参考文献
- 海老沼剛 2004 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:トカゲ①アガマ科&イグアナ科. 誠文堂新光社. 78.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 似ている種 (間違えやすい種)
-
ブラウンバシリスク(Basiliscus basiliscus)
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 グリーンバシリスク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 67.
最終更新日:2020-11-23 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
-
熱帯雨林に棲み、森林内の沼地や川辺など、水辺付近に生息する。樹上棲で、半日陰の場所を好む。
参考文献
- 海老沼剛 2012 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 64.
- 松本通範 1996 グリーンバシリスク, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 28.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 食性
-
昆虫やトカゲなどの小動物を中心とした動物食であるが、少量の植物質も食べる。
飼育下では昆虫のほかに、ピンクマウスやバナナを食べた。
参考文献
- 海老沼剛 2012 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 64.
- 松本通範 1996 グリーンバシリスク, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 28.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 産卵
-
一度に15~20卵を産む。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 グリーンバシリスク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 67.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- 特徴的な行動
-
驚くと2本足で走り、表面張力で水上を走り抜けることが出来る。
参考文献
- 海老沼剛 2012 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 世界の爬虫類ビジュアル図鑑. 誠文堂新光社. 64.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- その他生態
-
夜間、細い小枝の先端部で眠るが、これは捕食者であるヘビを警戒してのことと考えられる。水中に逃げ込み、流れの底に隠れることもある。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 グリーンバシリスク, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 67.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
関連情報
- 飼育方法
-
驚くと走り回るため、広いケージが必要である。頻繁に水に入るため、水入れは大きなものを用意する。
参考文献
- 海老沼剛 2004 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:トカゲ①アガマ科&イグアナ科. 誠文堂新光社. 78.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン
- その他
-
野生個体・繁殖個体ともに輸入されるが、原産地での保護により野生個体の流通は減少している。
参考文献
- 海老沼剛 2004 グリーンバシリスク, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:トカゲ①アガマ科&イグアナ科. 誠文堂新光社. 78.
最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン