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メガネカイマン(Caiman crocodilus)の分類 Alligatoridae
メガネカイマン(Caiman crocodilus)の概要 Caiman

メガネカイマン(Caiman crocodilus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Caiman crocodilus (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

体長:2.5~3 m 

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 メガネカイマン, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 192.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

分布

中央アメリカ、南アメリカに分布し(フロリダとキューバにも移入)河川、湖、沼地に生息する。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 メガネカイマン, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 192.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

和名の解説

両眼の間に眼鏡の柄様の隆条が発達することから、名付けられた。英名も同様である。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 メガネカイマン, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 154.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

分類学的位置付け

アリゲーター科

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 メガネカイマン, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 192.

最終更新日:2020-11-24 ハリリセンボン

形態

成体の形質

体色は、砂色がかかった褐色ないし暗褐色をしている。体型はずんぐりしており、吻端は幅広い。両眼の間に骨質の隆起があり、眼鏡をかけたように見える。成体になると斑紋が不明瞭となる。口を閉じた際、下顎第4歯はクロコダイル科同様に裸出することがある。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 メガネカイマン, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 192.
  • 長坂拓也 1996 メガネカイマン, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 154.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

クチヒロカイマン(Caiman latirostris)、パラグアイメガネカイマン(C.yacare)

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 メガネカイマン, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 192.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

生態

生息環境

淡水に棲んでいるが、汽水域や海に出現することもある。場所により、大型のクロカイマンと混棲する。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 メガネカイマン, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 154.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

天敵

アナコンダ類(Eunectes属)

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 メガネカイマン, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 192.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

産卵

一度に15~40個ほど産卵する。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 メガネカイマン, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 154.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

その他生態

性質は荒いが、比較的小型のため、自然状態で人を襲うことはない。

参考文献

  • 長坂拓也 1996 メガネカイマン, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 154.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

関連情報

その他

かつて日本には、メキシコからコロンビアにかけて分布するマグダレナメガネカイマン(Caiman crocodilus fuscus)が最も普通に輸入されていた。しかし現在では、南アメリカ北東部に分布する基亜種スリナムメガネカイマン(Caiman crocodilus crocodilus)が最も多くみられる。

マグダレナメガネカイマンは背部が緑がかったオリーブ色で、黒っぽい横帯が見られるが、老成した個体では帯が消失する。

スリナムメガネカイマンの背部は褐色がかったオリーブ色である。また、かつてしばしば輸入されたパラグアイメガネカイマン(Caiman crocodilus yacare)は、下顎に黒い斑点が顕著なことで区別できる。

参考文献

  • マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 メガネカイマン, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 192.
  • 長坂拓也 1996 メガネカイマン, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 154.

最終更新日:2020-04-28 ハリリセンボン

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