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Cerastes cerastesの分類 Viperidae
Cerastes cerastesの概要 Cerastes

Cerastes cerastes

【 学名 】
Cerastes cerastes Linnaeus, 1758

基本情報

大きさ・重さ

全長:50~80 cm

参考文献

  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

分布

アフリカ大陸北部とシナイ半島、アラビア半島南部に分布する。

参考文献

  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

分類学的位置付け

クサリヘビ科 クサリヘビ亜科(Viperinae)スナクサリヘビ属(Cetastes)

参考文献

  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

形態

成体の形質

眼の上に一対の大きな角状の鱗があるが、この角状の鱗をもたない個体も少なくない。太短い体形と荒い鱗をもち典型的な毒蛇体形をもつ。

体色はトーンの弱い褐色と灰色で、不明瞭な暗色の斑紋が背面に並ぶ。

本種は腹板数が少ないほか、前の方の上唇板が大きく、鼻板が小さい。いずれも角状の突起は1つの鱗でできている。眼の位置は高く、眼と上唇板の間には、数列の小鱗がある。体側の鱗葉斜めに配置される。

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 サハラツノクサリヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 182.
  • 鳥羽通久 1996 サハラツノクサリヘビ, 長坂拓也、松本通範、富田京一、越河暁洋、池田純(著) 千石正一(監修) 長坂拓也(編) 爬虫類・両生類800種図鑑. ピーシーズ. 135.
  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

アラビアツノクサリヘビ(Cerastes gasperettii)、サハラサバククサリヘビ(C. vipera)

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 サハラツノクサリヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 182.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

生態

食性

マウスやラットなどの哺乳類や鳥類を捕食する。

参考文献

  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

産卵

一度に10~23卵を産む。

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 サハラツノクサリヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 182.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

特徴的な行動

本種はななめ後に進む「横這い運動」という方法で移動する。この方法をとることで、柔らかい砂の上を素早く進むことができる。敵に遭うと非常に粗い鱗をすり合わせ、ノコギリを引くような音を出して威嚇する。

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 サハラツノクサリヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 182.
  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

その他生態

普段の動きはのろく、一日中巣穴の中、植生の陰、柔らかい砂中などに潜っているが、獲物が通りかかると素早く咬み付いて捕らえる。

参考文献

  • マーク・オシー@ティム・ハリデイ 2001 サハラツノクサリヘビ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 182.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

関連情報

飼育方法

砂漠の砂に潜んで生息するため、飼育下でも砂を厚めに敷いて、全身が潜れるようにする。日中はホットスポットを設けてもよいが、ケージ内の温度が上がりすぎないようにする。

餌付きは悪い方ではないが、自然界では不自然な色とされる白いマウスを怖がって捕食しない個体が多いので、輸入直後で餌付かない個体には色が黒か茶色のマウスを与えてみると効果がある。これは本種のみならず、全ての現地採集個体のヘビに言えることでもある。

非常にトリッキーな動きをする種類で、突然跳ね上がってみたり暴れたりと、飼育者に予想不可能な動きをするため注意する。

参考文献

  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

その他

毒質は出血毒であり、毒性は強いものの死亡例は稀である。

参考文献

  • 山田和久 2005 サハラツノクサリヘビ, 山田和久(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド・ヘビ 世界のヘビ図鑑. 誠文堂新光社. 110.

最終更新日:2021-01-25 ハリリセンボン

種・分類一覧