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サイイグアナ(Cyclura cornuta)の分類 Iguanidae
サイイグアナ(Cyclura cornuta)の概要 Cyclura

サイイグアナ(Cyclura cornuta)

準危急種 (EN)

【IUCN】近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの

【 学名 】
Cyclura cornuta (Bonnaterre, 1789)

基本情報

大きさ・重さ

全長:1~1.2 m

参考文献

最終更新日:2020-09-29 ハリリセンボン

分布

西インド諸島(ヒスパニオラ島・ネバッサ島・モナ島)、ハイチ、ドミニカに分布する。

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和名の解説

眼の前方に3個から5個の突出した鱗をもち、これらがサイの角に似ていることからこの名がある。

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分類学的位置付け

イグアナ科 

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形態

成体の形質

体格はがっしりとして重々しく、厚みのある胴体と肢、大きな頭、丈夫な太い尾をもつ。成体はほぼ一様に灰色をしている。

吻の上面に2~3本の小さな角があり、眼の前方に3個から5個の突出した鱗をもつ。「角」はより大きくて太った雄に著しく発達している。またそのような個体は後頭部に2つの大きなこぶをもち、首にはデュラップがある。

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幼生の形質

幼体は薄い青色の横縞が入ることがある。

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似ている種 (間違えやすい種)

キューバグラウンドイグアナ

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生態

生息環境

地上棲で、乾燥した岩場に生息する。山地にも平地にもいる。

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食性

餌は主に果実やサボテンの葉などで、昆虫なども食べる。特に幼時には、餌の中で占める動物質の割合が高い。

餌にはトウダイグサ科やウルシ科の樹木が含まれる。これらの樹木にはアルカロイド系の毒があるが、サイイグアナはその摂食に適応している。

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産卵

1頭の雌は年に10~23個ほど産卵し、モナ島の例では1個体の平均卵数は12個程度だという。

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特徴的な行動

雄は縄張りをもち、侵入者に対しては体を横向きにして自分を大きく見せながら、頭を上下に振ったり回転させたりして威嚇する。ときには相手に噛みつき、尾で叩くこともある。

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関連情報

その他

本種をはじめとするイワイグアナ属 Cyclura は、全種が絶滅に瀕しており、サイテスの付属書Ⅰに掲載されている。

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種・分類一覧