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- ワニガメ(Macrochelys temminckii)について

ワニガメ(Macrochelys temminckii)
【IUCN】絶滅の危険が増大している種
- 【 学名 】
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Macrochelys temminckii Troost, 1835
基本情報
- 大きさ・重さ
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成体全長:40~80 cm
参考文献
- 海老沼剛 2005 ワニガメ, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:水棲ガメ①アメリカ大陸のミズガメ. 誠文堂新光社. 64-65.
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ワニガメ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 50.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
- 分布
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アメリカ南東部に分布し、河川、湖、沼などに生息する。
参考文献
- 海老沼剛 2005 ワニガメ, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:水棲ガメ①アメリカ大陸のミズガメ. 誠文堂新光社. 64₋65.
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ワニガメ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 50.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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カメ目 カミツキガメ科 ワニガメ属
参考文献
- 高田榮一・大谷勉 2011 ワニガメ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 65.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
形態
- 成体の形質
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新大陸中、淡水棲のカメ類の中では最大種である。背甲は長方形で比較的角ばり、背面に3本の大きなキールをもつ。
原始的なカメで、肋甲板と縁甲板の間に通常3枚の上縁甲板という本種にしかない甲板をもつ。
背甲の色彩は黄褐色や暗褐色で、各甲板には暗色の放射線状筋模様が入ることもある。背甲は鋸歯状の縁と発達した隆起をそなえ、腹甲は小さい。
四肢は力強く、爪を備える。頭部は大きく甲羅内に入らず、先端が鉤状に曲がった嘴と大型突起のついた長い尾をもつ。ごつごつとした背甲を備え、下方に伸長した力強い顎がある。頸部には比較的長い棘状突起が並ぶ。
参考文献
- 海老沼剛 2005 ワニガメ, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:水棲ガメ①アメリカ大陸のミズガメ. 誠文堂新光社. 64₋65.
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ワニガメ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 50.
- 大谷勉 2018 ワニガメ, 大谷勉(著) 川添宣広(編) 世界のカメ類. 文一総合出版. 156₋157.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
- 似ている種 (間違えやすい種)
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カミツキガメ(Chelydra serpentina)
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ワニガメ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 50.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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主に温帯から亜熱帯の水底が泥質で比較的水深が深く、水草が繁茂した環境を好む。
参考文献
- 大谷勉 2018 ワニガメ, 大谷勉(著) 川添宣広(編) 世界のカメ類. 文一総合出版. 156₋157.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
- 食性
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待ち伏せ捕食型の性質を持つ。水底でじっとし、口を大きくあけて口腔内の舌をミミズのように動かし、おびき寄せられた魚を、その強固な顎で捕らえる。この捕食方法は「ルアーリング」と呼ばれる。魚類、甲殻類、小動物などを食べる。完全な水生で、40~50分も潜っていることができる。
参考文献
- 海老沼剛 2005 ワニガメ, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:水棲ガメ①アメリカ大陸のミズガメ. 誠文堂新光社. 64₋65.
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ワニガメ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 50.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
- 産卵
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産卵期は4~7月、一度に10~60卵を産む。年間産卵数は2回ほどで、孵化日数は120日前後である。
参考文献
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ワニガメ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 50.
- 大谷勉 2018 ワニガメ, 大谷勉(著) 川添宣広(編) 世界のカメ類. 文一総合出版. 156₋157.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン
関連情報
- その他
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日本国内で捨てられた個体が、野生に定着しているのが見つかったりすることから、特定危険動物に指定されてしまったりと物議を醸している。国内の各地で保護されており、飼育には許可が必要である。
大型になる種の上、顎の力はカミツキガメ以上に強く、中くらいの個体でも人の指を咬み切ることがある。
参考文献
- 海老沼剛 2005 ワニガメ, 海老沼剛(著) 爬虫・両生類ビジュアルガイド:水棲ガメ①アメリカ大陸のミズガメ. 誠文堂新光社. 64₋65.
- マーク・オシー, ティム・ハリデイ 2001 ワニガメ, マーク・オシー、ティム・ハリデイ(著) 太田英利(監修) 爬虫類と両生類の写真図鑑. 日本ヴォーグ社. 50.
- 高田榮一・大谷勉 2011 ワニガメ, 高田榮一、大谷勉(著) 原色爬虫類・両生類検索図鑑. 北隆館. 65.
最終更新日:2020-04-30 ハリリセンボン