- 解説一覧
- クロサギ(Gerres equulus)について
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:25 cm
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
- 分布
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千葉県外房~九州南岸の太平洋沿岸に分布する。琉球列島では比較的少ないが、九州以北の河川で見られるこの仲間はほとんどが本種である。日本海沿岸は少ない。
国外では、朝鮮半島南部に分布する。
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
- 下瀬環 2018 クロサギ(クロサギ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 277.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名:アマギ(高知県)、アマユー(沖縄県)
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 クロサギ科 クロサギ属
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
- 下瀬環 2018 クロサギ(クロサギ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 277.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体はやや細長く、背鰭背縁と尾鰭後縁が黒い。鱗は大きいが、はがれやすい。
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
- 下瀬環 2018 クロサギ(クロサギ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 277.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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成魚は沿岸の浅いところに生息し、中でも内湾に多い。河川汽水域へは全長 13 cm以下の幼魚が夏から秋にかけて侵入してくるが、淡水域までは遡上しない。
成魚が上げ潮に乗って侵入してくることもある。
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
- 食性
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河川では河口などの開けた水域の砂泥底を活発に遊泳し、多毛類などの底生動物を食べる。
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
- ライフサイクル
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九州西部では、雌は体長 14.1 cmで成熟する。
体長は2歳で雌 12.7 cm、雄 12 cm、5歳で雌 19.1 cm、雄 18.2 cm、10歳で雌 21.1 cm、雄 20.3 cmになる。
参考文献
- 下瀬環 2018 クロサギ(クロサギ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 277.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
- 産卵
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九州西部では、6~9月に複数回産卵する。
参考文献
- 下瀬環 2018 クロサギ(クロサギ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 277.
最終更新日:2020-10-22 ハリリセンボン
- 特徴的な行動
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口を前下方へ突出させることができる。危険を感じると砂に潜ることがある。
参考文献
- 瀬能宏 1989 クロサギ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 520.
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