- 解説一覧
- イセゴイ(Megalops cyprinoides)について
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:100 cm
参考文献
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
- 分布
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新潟県~山口県の日本海沿岸(散発的)、青森県~屋久島の太平洋沿岸(散発的)、大阪湾、浜名湖、琉球列島、朝鮮半島南岸、台湾、インドー西太平洋の暖海域に分布する。
参考文献
- 波戸岡清峰 2018 イセゴイ(イセゴイ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 62-63.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名:ミズヌズ(沖縄県)
参考文献
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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カライワシ科 イセゴイ属
参考文献
- 波戸岡清峰 2018 イセゴイ(イセゴイ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 62-63.
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体は側扁し、左右の下顎の骨の間に喉板と呼ばれる骨がある。眼や口が大きく、鱗は大きくてはげにくい。背鰭の最後の軟条は糸状に伸びる。
臀鰭基底は相対的に背鰭基底より長い。側線鱗数は30~40、側線鱗に放射状の溝がある。
参考文献
- 波戸岡清峰 2018 イセゴイ(イセゴイ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 62-63.
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
- 稚魚・仔魚・幼魚の形質
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全長 30~40 mmのレプトセファルス幼生は、柳の葉の形をしている。ウナギ目のそれとは尾鰭の後縁が切れ込むことで容易に区別できる。
参考文献
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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成魚は内湾など沿岸の浅いところに生息し、沖縄県中城湾では全長数十cm程度のものが定置網に時々入ることがある。
幼魚は濁りが強く、流れのない淡水域や汽水域を好み、潟湖など汽水性の湖沼で見られるほか、八重山諸島では全長数cmから 30 cmのものが、春から秋にかけて、海と連絡する淡水の湿地や水田に多数侵入する。
マングローブ帯の水路や河川の本流域ではほとんど見られない。
参考文献
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
- 食性
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活発に遊泳する魚食性の魚で、小魚を追いかけて食べる。
参考文献
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン
関連情報
- その他
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カライワシ科の魚では本種のほか、カライワシ Elops hawaiensis が河川に侵入するが、淡水域まで積極的に遡上することはない。ソトイワシ Albula vnlpes も稀に河口付近の開けた水域に来遊することがあるが、河川との関わりはほとんどないようである。
本種に類似する大西洋の M. atlanticus はターポンと呼ばれ、トローリングの対象として有名である。
参考文献
- 瀬能宏 1989 イセゴイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 46.
最終更新日:2020-09-16 ハリリセンボン