- 解説一覧
- イトヨリダイ(Nemipterus virgatus)について
イトヨリダイ(Nemipterus virgatus)
【IUCN】絶滅の危険が増大している種
- 【 学名 】
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Nemipterus virgatus (Houttuyn, 1782)
基本情報
- 大きさ・重さ
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体長:30 cm(通常 23 cm)
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
- 分布
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新潟県~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、鹿島灘~九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海大陸棚、朝鮮半島南岸、済州島、台湾、広東省、広西省、ベトナム、オーストラリア北西岸に分布する。
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 イトヨリダイ科 イトヨリダイ属
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
- 人間との関係
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日本近海では 50~125 m付近で多く漁獲される。
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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鰓蓋の上方に赤い斑紋、体側に6本の黄色縦線がある。尾鰭の上葉は糸状に伸びる。
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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水深 40~250 m(小型個体は水深 18~33 mに多い)の砂泥底に生息する。
東シナ海では春~夏に大陸棚の浅瀬に多く、冬は沖へと移動する。
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
- ライフサイクル
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仔稚魚は南日本の沿岸で5~8月に出現する。
1歳で尾叉長約 12 cm、2歳で 22 cm、3歳で 30 cm、4歳で 36 cm、5歳で 42 cmに成長する。尾叉長 20 cm前後の2歳で成熟するが多くは尾叉長 26 cm前後の3歳で成熟し産卵する。
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
- 産卵
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産卵期は東シナ海で6~8月、駿河湾では1~6月(盛期は4~6月)。雄は機能していない卵巣をもつ(痕跡的雌雄同体)。
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン
関連情報
- 味や食感
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柔らかい白身で美味である。旬は秋~冬である。
参考文献
- 岡本誠 2018 イトヨリダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 282.
最終更新日:2021-03-04 ハリリセンボン