- 解説一覧
- コトヒキ(Terapon jarbua)について
コトヒキ(Terapon jarbua)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Terapon jarbua (Forsskål, 1775)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:30 cm
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
- 分布
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青森県~長崎県の日本海・東シナ海沿岸(少ない)、北海道~九州南岸の太平洋沿岸(東北地方以北は少ない)、琉球列島、朝鮮半島、山東省青島~トンキン湾の中国沿岸、インドー西太平洋、サモア諸島に分布する。
参考文献
- 瀬能宏 2018 コトヒキ(コトヒキ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 318.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名:ジンナラ(静岡県)、スミシロ(和歌山県)、ヤガタイサキ(別名)
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 シマイサキ科 コトヒキ属
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
- 瀬能宏 2018 コトヒキ(コトヒキ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 318.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体はやや褐色を帯びた銀白色で、下方にゆるくカーブする3本の黒色縦条がある。
尾鰭の上下両端には各2本の黒い斜線があり、背鰭前方部には大きな黒色斑がある。
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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沿岸域、内湾、河口域に生息するが、淡水域まで上ることはない。幼魚は河川淡水域に侵入しない。
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
- 瀬能宏 2018 コトヒキ(コトヒキ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 318.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
- 食性
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成魚は、浮遊動物や底生動物を食べる。活発に遊泳し、ボラなどの大形魚の鱗を食べる鱗食性である。
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
- 瀬能宏 2018 コトヒキ(コトヒキ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 318.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
- 産卵
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産卵は、4~10月に海域でなされる。1~2 cmの稚魚は沿岸のごく浅い水域でふつうに見られる。やや成長すると、河口域や内湾で生活するが、アマモ場を特に好んではいないようである。
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
- 特徴的な行動
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うきぶくろを使って音を発する。
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン
関連情報
- 味や食感
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夏に美味しく、大形のものは刺身になる。塩焼きや煮つけもよい。
参考文献
- 木下泉 1989 コトヒキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 528.
最終更新日:2020-09-11 ハリリセンボン