- 解説一覧
- Sicyopterus lagocephalusについて
Sicyopterus lagocephalus
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
【環境省】絶滅の危険が増大している種
- 【 学名 】
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Sicyopterus lagocephalus (Pallas, 1770)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:12 cm
参考文献
- 岩田明久 1989 ルリボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 637.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 分布
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種子島、屋久島、口永良部島、琉球列島、小笠原諸島に分布する。
国外では、インド~太平洋に広く分布する。
参考文献
- 前田健 2018 ルリボウズハゼ(ボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 397.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名:イーブー(沖縄島:混称)
参考文献
- 岩田明久 1989 ルリボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 637.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 ハゼ科 ハゼ亜科 ボウズハゼ属
参考文献
- 岩田明久 1989 ルリボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 637.
- 前田健 2018 ルリボウズハゼ(ボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 397.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体型はボウズハゼと同様であるが、頭がより丸い感じがする。雄は体側や背面に褐色斑があり、ほかの部分は黄金色である。雌や平常時の雄は、体側中央に沿って6~7個の暗色斑が目立つ。
雌雄ともに尾鰭の上下には細い透明帯とそれを内側から縁どる黒色帯があり、ボウズハゼとのよい識別点となる。
婚姻色の雄は、体が青く尾鰭は橙色、胸鰭は白色か灰色をしている。
口の構造はボウズハゼとほぼ同じである。
参考文献
- 岩田明久 1989 ルリボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 637.
- 前田健 2018 ルリボウズハゼ(ボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 397.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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川の上流域に生息する。
ボウズハゼより上流寄りから現れ、同じ場所に両者が共存している場合には、本種は流れの速い場所に多い。
参考文献
- 岩田明久 1989 ルリボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 637.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 食性
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付着藻類を摂餌するが、水槽内で飼育するとイトミミズも食べる。
参考文献
- 岩田明久 1989 ルリボウズハゼ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 637.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- ライフサイクル
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卵と孵化仔魚の形態はボウズハゼとほぼ同じだが、海での浮遊期はボウズハゼよりやや短く、4~8ヵ月である。
参考文献
- 前田健 2018 ルリボウズハゼ(ボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 397.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン
- 産卵
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春から秋に婚姻色の個体が見られ、産卵期は比較的長いと思われる。
ボウズハゼと同じく、石の下に房状の卵塊を産み付ける。
参考文献
- 前田健 2018 ルリボウズハゼ(ボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 397.
最終更新日:2020-10-12 ハリリセンボン