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- タナゴモドキ(Hypseleotris cyprinoides)について

タナゴモドキ(Hypseleotris cyprinoides)
【IUCN】評価するだけの情報が不足している種
【環境省】IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
- 【 学名 】
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Hypseleotris cyprinoides (Valenciennes, 1837)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:8 cm
参考文献
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
- 分布
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和歌山県~宮崎県(散発的)、琉球列島、宮古島、石垣島、西表島から知られている。
国外では台湾南部、インド~西太平洋に分布する。
参考文献
- 萩原清司 2018 タナゴモドキ(タナゴモドキ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 387.
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
- 和名の解説
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体形や体色、行動が、ハゼ類というより、まるでコイ科のタナゴ類のような感じで、和名もそれをあらわしている。
参考文献
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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ハゼ科 カワアナゴ亜科 タナゴモドキ属
参考文献
- 萩原清司 2018 タナゴモドキ(タナゴモドキ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 387.
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体は側扁し、頭と口は小さい。吻から体側中央の下を通って尾柄にいたる黒色縦条があり、尾柄部に1暗色斑がある。
産卵期の雌の背鰭は透明であるが、雄のそれは黒色で円形や円形に近い形の白色斑が散在し、尻鰭や体色は橙色がかっている。
参考文献
- 萩原清司 2018 タナゴモドキ(タナゴモドキ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 387.
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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河川下流域の海水の影響のない部分で、樹木の枝や根、湿生植物などがある淵の岸寄りの茂みに多い。またメタン臭のする水たまりにもあらわれるが、このような場所でも必ず良好な状態の河川と繋がりを持っているところに限られる。湿地帯や水田地帯の水路にも生息する。
参考文献
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
- 食性
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動物食である。
参考文献
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
- 特徴的な行動
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常に群がりをつくり、水底から離れて静止している。遊泳は直線的で、直進と停止を繰り返しながら移動する。
参考文献
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン
関連情報
- その他
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本種の生息場所またはその付近には、必ずといってよいほどタメトモハゼが姿を見せる。
参考文献
- 岩田明久 1989 タナゴモドキ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 560.
最終更新日:2021-03-03 ハリリセンボン