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チンアナゴ(Heteroconger hassi)の分類 Congridae
チンアナゴ(Heteroconger hassi)の概要 Heteroconger

チンアナゴ(Heteroconger hassi)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Heteroconger hassi (Klausewitz & Eibl-Eibesfeldt, 1959)

基本情報

大きさ・重さ

・成魚全長 :36 ㎝
・卵の大きさ:直径 2.0~2.3 ㎜(平均 2.1 ㎜)

参考文献

  • 波戸岡清峰 2013 アナゴ科, 中坊徹次(編) 日本産魚類検索. 東海大学出版会. pp. 279-287.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

分布

小笠原諸島、静岡県富戸、高知県柏島、屋久島、琉球列島;台湾南部、インド~太平洋(ライン諸島まで:ハワイ諸島を除く)

参考文献

  • 波戸岡清峰 2013 アナゴ科, 中坊徹次(編) 日本産魚類検索. 東海大学出版会. pp. 279-287.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

別名・方言名

集団で孔から体を出している姿が海の花園のように見えるので、英語ではガーデンイールといわれている。

参考文献

  • 波戸岡清峰 2000 アナゴ科, 日高敏明(監修) 中坊徹次、望月賢二(編) 日本動物大百科6:魚類. 平凡社. pp. 19-21.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

人間との関係

水族館やダイビングで人気が高い。

参考文献

  • 波戸岡清峰 2018 アナゴ科, 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z 日本魚類館 ~精緻な写真と詳しい解説~. 小学館. pp. 74-75.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

形態

成魚の形質

鰓孔周辺、胴部中央、肛門周辺に黒色斑があることや、胸鰭を持つことが特徴。

参考文献

  • 波戸岡清峰 2013 アナゴ科, 中坊徹次(編) 日本産魚類検索. 東海大学出版会. pp. 279-287.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

生態

生息環境

サンゴ礁の砂底で、多くの個体が集まって穴から体の前半部を出している。

参考文献

  • 波戸岡清峰 2018 アナゴ科, 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z 日本魚類館 ~精緻な写真と詳しい解説~. 小学館. pp. 74-75.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

食性

巣穴から体を半分ほど出し、頭を横にして流れてくるプランクトンを眼で追いながら食べる。

参考文献

  • 波戸岡清峰 2000 アナゴ科, 日高敏明(監修) 中坊徹次、望月賢二(編) 日本動物大百科6:魚類. 平凡社. pp. 19-21.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

産卵

2014年4月、すみだ水族館で飼育中の雌の個体が巣穴から体を伸ばし、胴部を波打たせながら産卵する様子が観察された。しかし、このとき近くで放精する雄は見られなかった。

参考文献

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

その他生態

チンアナゴ亜科の孔の内側は体表から出す粘液で固められているが、とても壊れやすい。孔の方向は海底に垂直で、背腹の方向に振れる正弦曲線を描いており、山と山、山と谷、穴の直径などは種によって異なる。

参考文献

  • 波戸岡清峰 2000 アナゴ科, 日高敏明(監修) 中坊徹次、望月賢二(編) 日本動物大百科6:魚類. 平凡社. pp. 19-21.

最終更新日:2020-08-21 ひろりこん

種・分類一覧