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- ハゼクチ(Acanthogobius hasta)について

ハゼクチ(Acanthogobius hasta)
【環境省】絶滅の危険が増大している種
- 【 学名 】
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Acanthogobius hasta (Temminck & Schlegel, 1845)
基本情報
- 大きさ・重さ
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体長:雄 42 cm、雌 32 cm
雄は最大で体長 64 cmになるものがいる。
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン
- 分布
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有明海、八代海、黄海と渤海の沿岸、中国杭州湾銭塘江河口、台湾西岸に分布する。
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 ハゼ科
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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第2背鰭軟条数は18~20で、体側や尾鰭に点列はない。
産卵期に雌雄とも尾部が伸長し、細長い体型になる。尾部の伸長は雄で顕著で、体は雄の方が大きくなる。成熟雄の頭部は、背面から見るとU字形で産卵孔を掘るために顎の筋肉が発達すると考えられる。
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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内湾の湾奥~河川感潮域の泥底に巣穴を掘って生息している。
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン
- ライフサイクル
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孵化仔魚は約18日間の浮遊生活を送り、全長約 1 cmで着底する。その後1年で成熟し、産卵して死ぬ。
寿命は1年である。
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン
- 産卵
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産卵期は2~4月である。
卵は、巣穴内に横向きに掘られた産卵室の天井面に産み付けられる。産卵後、雄が産卵室に残り、卵が孵化するまで保護する。
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン
関連情報
- 漁獲方法
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延縄、かご潮待ち網などで漁獲されるほか、遊漁でも親しまれる。
参考文献
- 松井彰子 2018 ハゼクチ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. pp. 388-389.
最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン