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トミヨ(Pungitius sinensis)の分類 Gasterosteidae
トミヨ(Pungitius sinensis)の概要 Pungitius

トミヨ(Pungitius sinensis)

危急 (VU)

【IUCN】絶滅の危険が増大している種

【 学名 】
Pungitius sinensis (Guichenot, 1869)

基本情報

大きさ・重さ

全長:5 cm

参考文献

  • 高田啓介 2001 トミヨ, 川那部浩哉、水野信彦(著) 川那部浩哉、水野信彦(監修) 川那部浩哉、水野信彦(編) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社 . p. 444.

最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン

分布

日本海側ではかつて福井県以北に分布していたが、現在では石川県が南限となっている。太平洋側では青森県のみに生息している。北海道では日本海側とオホーツク海側の河川を中心に分布している。

国外では、ソ連のオホーツク海側の河川から中国の長江にかけて分布する。

参考文献

  • 高田啓介 2001 トミヨ, 川那部浩哉、水野信彦(著) 川那部浩哉、水野信彦(監修) 川那部浩哉、水野信彦(編) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社 . p. 444.

最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン

別名・方言名

地方名:トンギョ(北海道:混称)

参考文献

  • 高田啓介 2001 トミヨ, 川那部浩哉、水野信彦(著) 川那部浩哉、水野信彦(監修) 川那部浩哉、水野信彦(編) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社 . p. 444.

最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン

分類学的位置付け

トゲウオ科 トミヨ属

参考文献

  • 高田啓介 2001 トミヨ, 川那部浩哉、水野信彦(著) 川那部浩哉、水野信彦(監修) 川那部浩哉、水野信彦(編) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社 . p. 444.

最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

背に7~10本の鋸歯状の棘がある。体側に胸部から尾柄にかけて30~36枚の鱗板が連続的に並んでいる点で、胸の一部と尾柄付近にしか鱗板列を持たないイバラトミヨと区別される。

参考文献

  • 高田啓介 2001 トミヨ, 川那部浩哉、水野信彦(著) 川那部浩哉、水野信彦(監修) 川那部浩哉、水野信彦(編) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社 . p. 444.

最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン

関連情報

その他

イバラトミヨとの共存地では交雑することがある。特に北海道の一部では、イバラトミヨと完全に交雑しているところのあることが、アイソザイム分析により明らかにされた。これらの事実から両者は別の地域で亜種として分化したが、その後生息地が重複するようになり、亜種としての相違を失いつつあるのではないかとの考えも提出されている。

なお、別亜種と考えられるミナミトミヨ P. pungitius kaibarae は、京都市と兵庫県柏原にいたが、既に絶滅した。

参考文献

  • 高田啓介 2001 トミヨ, 川那部浩哉、水野信彦(著) 川那部浩哉、水野信彦(監修) 川那部浩哉、水野信彦(編) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社 . p. 444.

最終更新日:2021-02-26 ハリリセンボン

種・分類一覧