- 解説一覧
- ニセクロホシフエダイ(Lutjanus fulviflamma)について
ニセクロホシフエダイ(Lutjanus fulviflamma)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Lutjanus fulviflamma (Forsskål, 1775)
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長:35 cm
参考文献
- 瀬能宏 1989 ニセクロホシフエダイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 526.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- 分布
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南日本太平洋沿岸(散発的)、琉球列島、インド~太平洋に分布する。
参考文献
- 下瀬環 2018 ニセクロホシフエダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 271.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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地方名:ヤマトビー(沖縄県)
参考文献
- 瀬能宏 1989 ニセクロホシフエダイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 526.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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スズキ目 フエダイ科 フエダイ属
参考文献
- 下瀬環 2018 ニセクロホシフエダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 271.
- 瀬能宏 1989 ニセクロホシフエダイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 526.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- 人間との関係
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釣り魚で食用にもされる。
参考文献
- 瀬能宏 1989 ニセクロホシフエダイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 526.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
形態
- 成魚の形質
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体は背から腹にかけて褐~桃色をしている。
成魚は体側の側線下部に体軸に平行な数本の黄色縦条があるほか、背鰭軟条部前方直下の側線上に黒色斑を持つ。
体側後半部の眼状斑は、眼がある頭部を狙う捕食者の攻撃をそらす効果があると考えられている。
八重山諸島ではミナミフエダイも河川に侵入するが、黒帯がないことで区別できる。
参考文献
- 下瀬環 2018 ニセクロホシフエダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 271.
- 瀬能宏 1989 ニセクロホシフエダイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 526.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- 稚魚・仔魚・幼魚の形質
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幼魚では、吻端から眼を通りえらぶた上部にいたる黒帯がある。
参考文献
- 瀬能宏 1989 ニセクロホシフエダイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 526.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
生態
- 生息環境
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成魚は内湾やサンゴ礁域の浅い水域に生息する。幼魚は春から秋に汽水域に侵入し、河口付近からマングローブ帯に特に多く見られる。淡水域へは侵入しない。
参考文献
- 瀬能宏 1989 ニセクロホシフエダイ, 川那部浩哉、水野信彦(監修) 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と溪谷社. p. 526.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- 食性
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甲殻類や魚類を食べる。
参考文献
- 下瀬環 2018 ニセクロホシフエダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 271.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- ライフサイクル
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3歳で尾叉長約 24 cmに達して成熟し、漁獲され始める。10歳で 27 cm、その後の成長は停滞する。
雌がわずかに大きくなる。雌雄ともに24歳の個体が知られている。
参考文献
- 下瀬環 2018 ニセクロホシフエダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 271.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン
- 産卵
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沖縄諸島での産卵期は4~9月で、5~6月が盛期である。
参考文献
- 下瀬環 2018 ニセクロホシフエダイ, 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 271.
最終更新日:2020-10-23 ハリリセンボン