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ヒスイボウズハゼ(Stiphodon alcedo)の分類 ハゼ科(Gobiidae)
ヒスイボウズハゼ(Stiphodon alcedo)の概要 Stiphodon

ヒスイボウズハゼ(Stiphodon alcedo)

絶滅危惧IA類 (CR)

【環境省】ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの

【 学名 】
Stiphodon alcedo Maeda, Mukai & Tachihara, 2012

基本情報

大きさ・重さ

体長:雄 2.4 cm、雌 3.9 cm
(通常 2~4 cm、最大 5.2 cm)

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

分布

沖縄島、西表島、台湾に分布する。

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

分類学的位置付け

スズキ目 ハゼ科 ナンヨウボウズハゼ属

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

形態

成魚の形質

雄の第1背鰭の先端は尖る。通常の雄は頭部側面に青色光沢があり、体側が淡褐色で中央下側に網目状の黒色縦帯がある。

婚姻色の雄は黒っぽく、頭部側面は金属光沢のある青緑色をしている。また躯幹部から尾部の体側、背鰭、臀鰭、尾鰭が橙色の婚姻色の雄もいる。

雌は淡い黄褐色で体側に2本の黒色縦帯があり、下側の黒色縦帯は体側中央よりやや下にある。

上顎の3尖頭の歯と下顎の唇歯の数少ない。下顎の犬歯状歯は、雄は左右それぞれ1~5本、雌は普通この歯を欠く。

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

卵の形質

卵の形質は、ナンヨウボウズハゼとほぼ同じである。

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

生態

生息環境

河川中流部の淵にいるが、多くない。

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

産卵

沖縄島での産卵期は10~12月である。川底の石の下面に卵塊が単層に産み付けられ、雄が保護する。

孵化仔魚の形態はナンヨウボウズハゼとほぼ同じである。

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

その他生態

両側回遊魚と考えられる。

参考文献

  • 前田健 2018 ヒスイボウズハゼ(ナンヨウボウズハゼ属), 中坊徹次(著) 中坊徹次(監修) 中坊徹次(編) 小学館の図鑑Z, 日本の魚類館. 小学館. p. 400.

最終更新日:2021-03-09 ハリリセンボン

種・分類一覧